円筒分水探検隊

円筒分水の訪問記録・紹介です。全国円筒分水地図もあります。ポイントをクリックすると写真や関連ページのリンクも。

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円筒分水  この言葉を初めて目にする方も多いと思いますが、「円筒分水」はそのデザインと自然の力で水田へ水を公平に分けるため百年以上前に日本の土木技術者が発明した農業装置です。


稲作が農業の主である日本では、昔は各地で「水争い」がありました。時には死者が出るほどのものだったそうです。そんな中、円筒分水の設置により適切な水の分配が可能となり「水争い」が収まりました。円筒分水は実用的でありかつ「平和の象徴」でもあります。

円筒分水は今でも全国で200基ほどが利用されています。初めて円筒分水に出会ってから全国の円筒分水を巡るうちに、形の不思議さや流れる水の美しさから、その土地の自然や人々の営みへと関心が広がるばかりです。円筒分水を知る前と後では、自分の視野が大きく広がったと感じます。そんな円筒分水の魅力に少しでも触れていただけたら大変うれしく思います。

                             円筒分水探検隊

■全国円筒分水マップ

     円筒分水の位置と写真、データへのリンクを付けました 

■全国円筒分水リスト

■ひとつひとつのの魅力

   ●北海道                    ●東北             ●関東              ●中部      

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■円筒分水とは

■円筒分水生みの親

■円筒分水を訪ねる旅

■円筒分水を楽しむリンク

 

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高溝円筒分水工(千葉県鴨川市)

蛇口が付き、分水後の水が池を渡る円筒分水

高溝円筒分水工

蛇口が付いている円筒分水はここだけではないでしょうか。初めて外観を見た時は、南房総の滝の谷や嵯峨志と共通のデザインを感じましたが、覗き込むとバルブがあって、思わず声をあげました。これはいったいどういう経緯でついたのか?

 

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設計図を見ると、そこには蛇口の事は見当たらず。

1967(昭和42)年の竣工です。オリフィス式で孔は8つ。滑谷(ぬかりや)と横渚(よこすか)の2方向への分水。

 

 

1969(昭和44)年と2024(平成6)年の航空写真(国土地理院)を比較してみると住宅地などが相当広がり耕地面積が減っているのが分かります。

(左)1969 年 (右) 2024年  
耕地整理もされ、待崎川も流路整備がされています

この耕地面積の変化もあって2方向の流量の調整が必要になり、蛇口が導入されたのかもしれません。機械があれば安房中央土地改良区の方に歴史をうかがってみたいなと思います。

銘板もありました

 

もう一つこちらが面白いのは、高溝・横渚方面に向かう水がすぐよこの苗代堰(南房総では池、ため池と言わず「堰」と呼ぶようです)を超える水路(水路橋的な)を通っている事。水路橋好きなのでちょっと萌えます。

これが国道128号、JR内房線、待崎川がクロスするあたりまで水を届けます。

 

地名を見ると、横渚(よこすか=横に伸びた砂浜の意味)、貝渚(貝の取れる砂浜)といった大昔は砂浜だった地に加茂川や待崎川が土を運び、滑谷(湿地帯の谷津)と言った場所も出来て米作りが始まったことが想像されます。

長く大日堰、花房堰、鶴妻堰、滑谷堰といったため池で水を管理していた苦労や争いを、少し高い位置を通る長狭街道沿いの高溝に作られた円筒分水の公平な分水で解決した歴史を思いました。

滑谷堰で平和に泳ぐカモ

 

データ

[円筒分水]
名称:高溝分水工
住所:千葉県鴨川市
方式:オリフィス式(8孔。一部孔がふさがれていた)蛇口付
水源:金山ダムから西幹線の坂東円筒分水工、八色円筒分水工を経て取水
用水:2分水。1つは高溝・横渚(よこすか)方向へ。一つは滑谷(ぬかりや)地区への用水。
竣工:1967年(昭和42年)

設計:調査中
管理:安房中央土地改良区管理

[ダム]

ダム名 :   金山ダム
ダム形式 :   アースダム
河川名/水系名:    金山川/加茂川水系
所在地 :   千葉県鴨川市打墨金山
着工年/完成年:    1954年/1963年
用途:    灌漑用水
堤高 :   28.3m
堤長 :   110.0m
堤体積 :       m3
総貯水量 :   1,800,000m3
有効貯水量 :   1,727,000m3
ダム湖名  :  金山貯水池

 

八色(やいろ)円筒分水工(千葉県・鴨川市)

小ぶりだけど八色・花房の広い地域を潤す円筒分水

八色円筒分水工

大日分水工からの1分水が個々へ繋がり中心からサイフォンで吹き上げられて溢流式で落として、大まかには2:1くらいの2分水(正確には横渚の本線が0.1156m3/秒、八色が0.0629m3/秒)

 

銘板もありました。1967(昭和42)年3月竣工

県道181号沿いの低い位置にあるので道から眺めおろすことができます。
ちょっと西天竜の円筒分水群を思い出したりします

東幹線の3円筒分水の連携プレー

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お米はこしひかり・長狭米

千葉県鴨川市と言えば、長狭地区の長狭米が有名です。江戸時代から良質米の産地として知られ、1871(明治4)年には明治天皇の大嘗祭(だいじょうさい)に献上されています。1990年には「日本の米づくり百選」(全国農業協同組合中央会・全国うまい米推進協議会)に選ばれています。

長狭米は主にこしひかりで、ふさこがねなども栽培されています

データ

[円筒分水]
名称:八色(やいろ)分水工
住所:千葉県鴨川市
方式:溢流式
水源:金山ダムから西幹線の坂東円筒分水工を経て取水
用水:2分水。1つは東幹線のメインで高溝の円筒分水工方向へ。一つは八色地区への用水。
竣工:1963年(昭和38年)(金山ダムが出来た年)と思われる
設計:調査中
管理:安房中央土地改良区管理

[ダム]

ダム名 :   金山ダム
ダム形式 :   アースダム
河川名/水系名:    金山川/加茂川水系
所在地 :   千葉県鴨川市打墨金山
着工年/完成年:    1954年/1963年
用途:    灌漑用水
堤高 :   28.3m
堤長 :   110.0m
堤体積 :       m3
総貯水量 :   1,800,000m3
有効貯水量 :   1,727,000m3
ダム湖名  :  金山貯水池



南部幹線13号/三方原13号分水口 (静岡県浜松市)

天竜川の治水と用水の歴史を背負う円筒分水

南部幹線13号/三方原13号分水口

暴れ川の天竜川の治水、そして水の乏しい三方原。この2つの長年の問題の解決に尽力したのが静岡、浜松と天竜川の歴史を知る人ならだれでも知っている金原明善。

そしてこの円筒分水のある三方原用水の完成は浜松の農業発展に大きな貢献をしました。明治時代に金原明善が提案していた、天竜川から三方原台地に引水する案が、実際に着手されたのは昭和33年。当時、水利面で孤立していた三方原台地へ農業用水の
安定確保の目的でスタートしました。

その後平成2年度まで、32年もの年月を費やして用水の整備をすすめ、平成27年からは第二期土地改良事業がスタート。用水の強化が図られています。

 

円筒分水横の説明板

三方原台地から遠州灘までの畑地、茶園、水田を潤してきました。この大事業で浜松市は県を代表する一大農業地帯へと成長。名産の浜松茶や三方原ばれいしょも三方原用水のめぐみです。

ということで、三方原13号分水口は秋葉ダムからの水を三方ヶ原の三幸・豊岡、東三方、そして南部幹線の3方向に分水ししています。

天竜川の扇状地は治水で苦労し、一方図の左手の三方ヶ原は台地で用水に苦労したことが地形図を見ると良く分かります。

 

円筒分水から南にのびる南部幹線の暗渠をみると、遠州灘までの田畑を潤しるたくましさを感じます。また三方原用水全体では水道用水、工業用水もカバーと、浜松の生活全体をささえているのだなと感慨深いです。

農林水産省、浜松市、浜松土地改良区による資料から


そして天竜川の水は、上流では西天竜の円筒分水経由耕地を潤し、静岡まで到達してるのかと思うとその水のダイナミックさにも感動します。

 

 

データ
名称:南部幹線13号/三方原13号分水口
住所:浜松市北区三幸町233-5
方式:スリット溢流式
水源:秋葉ダムより取水し、導水幹線、南部幹線を通じて配水されている用水を、支線水路に分水
用水:3 三幸、豊岡方面と東三方方面へ。国営三方原農業水利事業により整備された用水の南部幹線の要
竣工:1970年(昭和45年)
管理:浜松土地改良区(*三方原土地改良区と天竜川明善土地改良区の合併)

登録:浜松市

 


関東農政局

三方原用水二期農業水利事業所:関東農政局

 

三方原用水のあらまし

- YouTube


浜松土地改良区

www.midorinet-hamamatsu.com

 

大日円筒分水工(千葉県鴨川市)

お寺の裏でひっそり働く円筒分水

大日円筒分水工

鴨川市を東西に走る加茂川沿岸の安定した水源の確保のため1963(昭和38)年に完成した金山ダム。その東幹線の上流から1つ目の円筒分水が大日。

鴨川市打墨地区のお寺、真言宗金乗院の裏の墓地の奥にあります。

 

4分水。上の写真左側が東幹線の本線(横渚方向)。残りは奥左の花房・栗斗方向、右奥の上里方向、右手前の廻塚方向。

 

 

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お寺の奥は静かでうっそうとしていました。がさっと音がしたので、「ん?熊?いや千葉にいないはず」と思ったら、小鹿のようなものが逃げていきました。きっとあれは房総で悩みの為の「きょん」ではないかと思いました。

ja.wikipedia.org

 

 

データ

[円筒分水]
名称:大日分水工
住所:千葉県鴨川市
方式:溢流式
水源:金山ダムから東幹線を経て取水
用水:3分水。
竣工:1963年(昭和38年)(金山ダムが出来た年)と思われる。

設計:調査中
管理:安房中央土地改良区管理

[ダム]

ダム名 :   金山ダム(かんにやまだむ)
ダム形式 :   アースダム
河川名/水系名:    金山川/加茂川水系
所在地 :   千葉県鴨川市打墨金山
着工年/完成年:    1954年/1963年
用途:    灌漑用水
堤高 :   28.3m
堤長 :   110.0m
堤体積 :       m3
総貯水量 :   1,800,000m3
有効貯水量 :   1,727,000m3
ダム湖名  :  金山貯水池

貝渚(かいすか)分水工(千葉県鴨川市)

蓋で守られることになった円筒分水

貝渚分水工

金山ダムからの西幹線水路を「坂東」「滝山」の円筒分水を経由して最終的に海に近いところの終着点が貝渚(かいすか)分水工。ここには金属製の蓋で上部をカバーされた円筒分水があります。

 

なぜ内側が分かったかというと(財)日本ダム協会発行の「月刊ダム日本」にダムマスターの福角正美さんよる記事「金山ダム関連現況施設見学レポート~鴨川市加茂川沿岸土地改良区~」に記載されていることをSNS経由知ったからでした。

ダム日本 972号

右下の円筒分水が貝渚

揚水機と円筒分水

外から見学している時、たまたま円筒分水横にお住まいの方とお話しすることができました。

西幹線の末端ゆえ、昔は渇水時には貝渚まで水が来ない事もあったとか。現在はここから東は国道128号のあたりまでカバーし、南の山側にある田んぼにはポンプで揚水しているのだと。

そして数年前に現在の蓋をした円筒分水と揚水機の施設を新しくしたが、その以前は円筒分水は東に20mくらい離れたところにあったのだと!

現在(Google Map)

2012年頃(圃場整備前)(国土地理院)

1974-1978年頃

ということで、こちらも円筒分水ドットコムにも佐藤寛教授の千葉の円筒分水研究の「円筒分水の研究」(2021)にも記載なく、このような円筒分水がまだ日本のどこかにひっそりと働いているのかもしれません。

 

データ

[円筒分水]
名称:貝渚分水工
住所:千葉県鴨川市
方式:溢流式
水源:金山ダムから西幹線の坂東・滝山円筒分水工を経て取水
用水:2分水。(貝渚地区と揚水機へ)
竣工:初代は1963年(昭和38年)(金山ダムが出来た年)と思われる。2020年代?に場所を移動して新設

設計:調査中
管理:安房中央土地改良区管理

[ダム]

ダム名 :   金山ダム(かんにやまだむ)
ダム形式 :   アースダム
河川名/水系名:    金山川/加茂川水系
所在地 :   千葉県鴨川市打墨金山
着工年/完成年:    1954年/1963年
用途:    灌漑用水
堤高 :   28.3m
堤長 :   110.0m
堤体積 :       m3
総貯水量 :   1,800,000m3
有効貯水量 :   1,727,000m3
ダム湖名  :  金山貯水池

 

 

寄居町用土の円筒分水(埼玉県寄居町)

激しい吹き出しに見とれる円筒分水

寄居町用土の円筒分水(比例円筒分水堰)

寄居町用土の円筒分水は通常6月の10日前後から通水が始まります。当初の代掻きから田植え期は水量が多く、真ん中からどっぷんと吹き上げるのが見どころ。

円筒分水は集落(大字用土 小字谷津)の農家・牛小屋の横にありますので、訪問にはお邪魔にならぬよう注意しています。

もー

 

通水が開始するとSNSのXの「埼玉県寄居町」のオフィシャル・アカウントの方が報じてくださったりします。取水は3km弱南南西の 円良田湖(つぶらだこ)から。

円良田湖。対岸に見える取水塔下から取水

円良田湖は1942(昭和17)年~1954(昭和29)年により灌漑の為に作られました。

円良田ダム

ここで取水した用水は1949(昭和24)年貫通の、鐘撞堂山の下をくりぬいた暗渠を通り円筒分水まで到達します。

 

 

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けっこう激しいふきあげなのが魅力。作られた当時「比例円筒分水堰」と名付けられました。

比例円筒分水堰のプレート

6月初旬から通水開始し、途中何度か中干などて通水がない日もあり。8月後半にはまたストップするようです。分水先は3方向。田んぼや畑を潤しています。

 

農作物

 

お米:「キヌヒカリ」「彩のきずな」「彩のかがやき」など。

麦:小麦、二条大麦、六条大麦

また、用土地区では花植木の栽培も盛んです。

 

ハイキング

用土駅からアクセスすることも可能ですが、秩父鉄道 波久礼駅からハイキングで円良田湖~鐘撞堂山をのぼって用土の円筒分水を訪ねるのもよいかもしれません。寄居駅から鐘撞堂山をのぼって用土の円筒分水という手もありますね。

また円筒分水から鐘撞堂山ハイキングや円良田湖を訪ねる逆コースも良い運動かと思います。

(寄居町制作の地図は下記のリンクから)

 

https://www.town.yorii.saitama.jp/uploaded/attachment/24517.pdf

寄居町ハイキングガイド「ヨリイハイク」円良田湖・高根山・八幡山・用土コース

 

 

データ

[円筒分水]
名称:寄居町用土円筒分水(比例円筒分水堰)
住所:埼玉県寄居町
方式:オリフィス式(角孔)
水源:円良田湖から暗渠で取水
用水:3分水。美里町・寄居町・深谷市に配水
竣工:1953(昭和28)年完工、通水は円良田湖完成の1955(昭和30)年3月。
設計:調査中
管理:北武蔵用水土地改良区

[ダム]

ダム名:    円良田(つぶらだ)ダム
ダム型式:    アース
河川名/水系名:    逆川/荒川水系
所在地 :   埼玉県大里郡寄居町大字末野
着工年/完成年:    1949年/1954年
用途 :   かんがい用水
堤高:    21.0m
堤頂長:    138.0m
堤体積:    171,000立方m
流域面積:    3.2平方km
湛水面積:    12ha
総貯水容量:    650,000立方m
有効貯水容量:    650,000立方m
ダム湖名 :   円良田湖(つぶらだこ)

滝山円筒分水工(千葉県鴨川市)

竹林の中で落ち葉に苦労している円筒分水

滝山円筒分水工

鴨川市を東西に走る加茂川沿岸の安定した水源の確保のため1963(昭和38)年に完成した金山ダム。その西幹線の上流から2つ目の円筒分水が滝山。

 

竹林の直下にあり落葉によるオリフィス孔の目づまりに苦労したと想像します。そして最初はネットでカバーしていましたが、2026年5月に訪問時にはついに屋根が作られていました。実利優先って感じです!

 

2022年11月の時はまだ屋根はありませんでした。進化!

2022年

次回訪問時には、宿泊可能な施設になってるかも(?)なってたら絶対泊まります

と、冗談はさておき、枯葉は円筒分水や用水路の悩みの種ですね。

千葉県でも甚兵衛円筒分水工(成田市)はネットでカバー、酒々井(印旛郡)はコンクリートで覆われ見る事ができなくなっています。

(左)甚兵衛円筒分水 (右)酒々井円筒分水

豪雪地帯の岩手県も筒形のコンクリートに覆われた改変がされているものが多いです(軽石1,2、正源寺、樺山、立石など)

 

屋根付きになったおかげで、ネットの隙間から円筒分水本体をよく見られるようになりました。近隣の川代地区と西幹線の継続として滝山隧道を通って貝渚方面への2分水。

加えて円筒分水の吹き出し部分に直接パイプを差し込み、小型の揚水機で水が取れるようにもなっています。水量の心配がなくなったせいか、受益地が減っているのか、厳密な分水をしなくても良くなってきたのかもしれません。

 

「県営鴨川左岸用水改良事業 滝山分水工 昭和42年3月竣工」と読めます。
鴨川市の円筒分水にはこのような立派な銘板が。

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お水は金山ダムから

取水は金山ダムの西幹線から坂東円筒分水工を経て、加茂川を水管橋で渡り、滝山の小高い場所まで持ってきているようです。

 

海抜23mくらいの坂東円筒分水から加茂川を渡る水管橋(海抜10mくらい)まで落とし、海抜21mくらいの滝山円筒分水工まで逆サイフォンで上げているように思えます。

 

滝山円筒分水工では川代方向への分水と滝山隧道経由貝渚方面へ

なおこちらを訪問する時は、北側の個人のお宅の庭先を通る方法もありますが、やはり北東側、加茂川近くの林間の道から入るのが良いかと思います。

 

お米はこしひかり・長狭米

千葉県鴨川市と言えば、長狭地区の長狭米が有名です。江戸時代から良質米の産地として知られ、1871(明治4)年には明治天皇の大嘗祭(だいじょうさい)に献上されています。1990年には「日本の米づくり百選」(全国農業協同組合中央会・全国うまい米推進協議会)に選ばれています。

長狭米は主にこしひかりで、ふさこがねなども栽培されています。

 

円筒分水のお水で満たされたたんぼ。なんかほっとします

 

データ

[円筒分水]
名称:滝山分水工
住所:千葉県鴨川市
方式:オリフィス式(丸孔)
水源:金山ダムから西幹線の坂東円筒分水工を経て取水
用水:2分水。1つは西幹線のメインで貝渚の円筒分水工方向へ。一つは近隣への用水。加えて円筒分水よりポンプで直接取っているものもあり。
竣工:1963年(昭和38年)(金山ダムが出来た年)と思われる
設計:調査中
管理:安房中央土地改良区管理

[ダム]

ダム名 :   金山ダム(かんにやまだむ)
ダム形式 :   アースダム
河川名/水系名:    金山川/加茂川水系
所在地 :   千葉県鴨川市打墨金山
着工年/完成年:    1954年/1963年
用途:    灌漑用水
堤高 :   28.3m
堤長 :   110.0m
堤体積 :       m3
総貯水量 :   1,800,000m3
有効貯水量 :   1,727,000m3
ダム湖名  :  金山貯水池